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劇場版 抱かれたい男1位に脅されています。 ~スペイン編~ を映画館で観たいワケ

  • リンゴスキー リンゴスキー
  • 原作の中でも思い入れの深い「スペイン編」映画化が嬉しくて、時間をやりくりして、60数回の上映を拝見しました。が、見飽きることなど一度もなく、毎回、なにかしらの新しい発見のできた、見応えのある映画です。  もちろん円盤も持っておりますし、プロジェクタールームを借り切っての上映会も何度か行っています。それでも再上映で久々に映画館のスクリーンで観賞した時の感動は格別でした。  『だかいち』という作品は、(「0章」を除いて)高人さん視点で描かれる構成です。 この「スペイン編」も基本的なストーリー展開は高人さん目線ですが、唯一の例外が、『子供の頃〜』から始まる「ジオラマの世界に住んでいた東谷くん」の独白です。   そこで初めて見せる「高人さんに向ける想いの深さ」と「この人しかいない」と思うに至った心情が、私たちの胸を激しく抉ります。 その効果を最大限に引き出すべく、監督さん、脚本家さんは、《語らない東谷くん》の心を、ストーリーの冒頭に近い部分から仄めかす構成にしてくれているのだと思います。   この原作とは一味違った「映画ならではの演出」を、より多くの方々に味わってもらいたいと、願ってやみません。

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