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真夜中の五分前 を映画館で観たいワケ

  • No Name No Name
  • 少し話はハズれてしまいますが、『ONE DAY〜聖夜のから騒ぎ〜』を観ていらっしゃいますか?視聴率が低下しているそうです。主人公3人の人間模様が交差されるように、一見バラバラに描かれている。何が起こっているのかな…どんな人生を歩んできた人たちなのだろう…と私は、その謎なシチュエーションに興味を惹かれ、徐々に面白いと感じている。ようやくこの手のドラマが始まったか…と嬉しいくらい。。けれど、世間は、もっと分かりやすい、想像しなくても物語に連れて行ってくれるような世界を求めているらしい。。集中していなくてもわかる物語。。じっくり心を開いて観ていれば、単に進むストーリーを理解するだけではなく、この人物は、今、もしくは過去にこんなことに迷い、悩み、だから今、こうして生きているのではないか、、と想像は様々なはずです。作り手は、それを狙ったのだと思う。じっくり観ることで、読み解けること、気付ける感情がある。。過去のトレンディードラマ、青春ドラマにしても、じっくり観ることで、悪役の苦しい心情さえも、理解出来てきたりする。感情移入は、それぞれの人物に対し、人それぞれだったことが多かったように思う。映画も、一見なんの変哲もない描写に、作り手の余韻が残されていて、読み手が自由に想像し、受け取る。。そういう曖昧な部分こそが、大切なのだと思う。「真夜中の五分前」も、まさにそんな、余韻のようなものから受ける印象は、それぞれに委ねられている作品。。このように、ゆったりと感じ、味わうことのできる作品に触れることが、今の人間には必要な気がします。。ゆっくり想像できるようになれば、もう少し、いろんなことに気を配ることができ、もっと優しくなれ、優しい世の中になるのではないか。。そう、作品を感じるようになったのも、やはり三浦春馬さんのおかげです。。どうか、12月という寒く、温もりが欲しくなる時期に、ゆったりとこの温かな作品をたくさんの人に感じてほしいです。北海道、もっと席が埋まることを祈っています。そして、全国に上映が広まりますように。。もっと、広く告知されますように。。

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