国産サメ映画に温泉と特撮の要素も入れて殴り込みをかけてきた怪作 温泉からサメが出るという出オチ感半端ない設定なのに妙に納得させた上で自然な流れで温泉シャークVS人類というシークエンスに突入する。温泉が舞台なのに変にお色気要素もなく、グロもチープな血糊で、女性の博士が普通に活躍し、マッチョが全てを解決していくので子供でも見れる作品でもある。何よりもこれを観てサメ映画って自由なんだ！クラファンでも映画が作れるんだ！というサメ映画ファンすらも巻き込んで邦画界に希望を持たせた事に意味がある。

たったひとつの映画が世界を変える。 たったひとつの8ミリフィルムカメラが武器になる。 芸術家は死神を恐れない。 シーザーとレイの選択と覚悟をより多くの人にスクリーンで見て欲しい。

失意と再生の物語。ロイが少女に促されるまま語る物語は美しく残酷で、6人の勇者達の旅路の果てを少女と共にハラハラしながら見守る。少女の生命力がロイの希死念慮に手を差し伸べる姿は観る者の心を打つ。

兎に角曲とダンスシーンが良い。インド映画ってどうせ歌って踊るだけなんでしょ？を逆手に取ったミュージカル映画。クライマックスは宗教、民族、国を超えて圧巻のパフォーマンスを見せてくれる。気付けばストリートダンサーのメンバー全員箱推しになります。