観客動員数1255万人，陽性怪獣映画屈指の傑作。 全長版は紛失、35ミリ上映素材なし。 1986年、全長版退色16ミリプリント発見、それによる復元版ビデオ発売。当然35ミリ上映素材なし。 1991年、短縮版作成時にカットした35ミリネガ発見。それによる復元版ビデオ発売。しかし35ミリ上映用素材は作成されず、見つかったネガは再び行方不明。 2016年、ネガ再発見。4Kで修復，DCP上映素材作成。50数年ぶりに全長版が劇場上映可能になるも、「ゴジラ」修復版がたいして客が来なかったせいか、東宝は東京国際映画祭などごくごく一部のイベント上映のみにとどめて、劇場公開せず。 東宝が一般劇場公開する気がないのであれば、頼みはフィルムセンターか、午前十時の映画祭か、ドリパスかです。

来年1月27日から実施される閉館イベント「さよなら日劇 ラストショウ」で上映されます。告知では35ミリフィルムでの上映作品に★印がついていますが、この作品には記しがありませんでしたので、デジタル上映になりそうです。スケジュールは1月16日に発表になるとのことです。

『キングコング：髑髏島の巨神』の公開記念として上映して欲しい。この作品はまだ数館で上映が続いている『シン・ゴジラ』にも使用された『ゴジラ復活す』など伊福部昭による劇伴曲も素晴らしいので映画館の音響で観るのが最高である。その点も踏まえて4K版（欲を言えばIMAXで）を是非ともお願いしたい。

リアルタイムでは東宝チャンピオン祭りのボロボロ版しか見ていません。 東宝特撮映画ではピカイチの巨大娯楽大作です。 ４K化されたらしいですがこの際ぜひ、MX4D化して大スクリーンでほかの観客と一緒に観てみたいです。

先日、TOHOシネマズ新宿で、今まで欠落していたフィルムが発見され、それを含めたものを4Kマスタリングされたものの特別上映会があったことを後で知り、大変残念な思いをしました。何度かBS放送などされたそうですが、子供の頃観た東宝チャンピオン祭りの切り刻まれたものではなく、正にこの完全版ともいうべき4K版を、是非大きなスクリーンで観てみたいです。