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ボーイ・ミーツ・ガール を映画館で観たいワケ

  • 匿名 匿名
  • カラックスの中でも、もう言わずと知れた「アレックス三部作」。勿論アレックス=カラックスなのだけれども、この三部作の一作目は殊更あれこれ言われているね。正直、確かにモノクロームなフランス映画、ルーベルバーグの再現と言われた当時の背景が、現代の40代以下には実感できるわけがないとは思う。しかし、そんなことよりまず三部作の初っ端として観たらどうか、それからこの一本の映画を語らなければ何ら意味はないのだと思う。何故なら、カラックス自身、想像するにこの一連の流れを既に見越しての作品だと僕は感じるから。難解であるからこそ、何回も観なければ分からないことは多い。贅沢を言うなれば、劇場で何度でも観たいと思う。何故なら、もうそこかしこに暗喩が埋め込まれていて、それを掘り出すには劇場でなくてはいけないと思うのだ。

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