鳥栖駅近くの施設に置いてある古いピアノ(私は楽器が弾けないため知りませんでしたが、ドイツのフッペルという会社のものだそうです)に纏わる話を聞いて、涙が溢れました。 第二次世界大戦中の、明日には鹿児島県の知覧に向かう(＝特攻隊として発つ)兵隊さんが、思い切りピアノを弾きたいと願い、ピアノを置いている場所を尋ね、佐賀県の目田原駐屯地から鳥栖市の小学校まで10kmの距離を走った実話を基になっています。 戦時下で音楽は禁じられていたけれど、小学校に残っていた教員の方の配慮により特別に弾かせて貰えたものの、兵隊さんは点呼までに戻らなくてはいけないため、一曲だけ、心を込めて「月光」を弾いたときいています。 概略は聞きましたが、映画化されていることを知り、ぜひ映像を観たいと思いましたのでリクエストします。