高校の時に独りで見に行き、3時間の長さを感じさせない胸に来る内容で、ジョン・サベージがこの後癌で亡くなり彼女のメリル・ストリープを共演させていた。初出演のメリルをデ・ニーロが暖かく見守り、同じく初出演のクリストファー・ウォーケンには、演技指導をし、主演として作品をしっかり仕上げていた。また大きなスクリーンで若きみんなの演技を見たいです。この作品が１番好きな映画です。お薦めの映画はと聞かれると必ずこれを挙げます。

ロバート・デ・ニーロの抑えた演技とクリストファー・ウォーケンの狂気は見もの。前半、鹿狩りが趣味の田舎の若者の日常が多少冗長気味に描かれていますが、それが広範のベトナムでの怒涛の戦場シーンを際立たせています。ロシアン・ルーレットのシーンは息をするのを忘れるほどでした。

豪華キャストのベトナム戦争もの。カバティーニの綺麗な旋律とロシアンルーレットの残酷な対比が今も胸に蘇ります。見たくないようなでも再度　今だから見なければいけない映画かも。