一言で言えば辛い映画。だからこそ映画館で他のお客さんの気配を感じながらじっくり観てじっくり考えたい。そして出来れば誰かと語り合いたい。主演の河合優実さんはもちろん、佐藤二朗さん、稲垣吾郎さん、河井青葉さんの存在感が素晴らしい。

稲垣吾郎さんと二階堂ふみさんがとにかく美しく、原作者手塚治虫先生の生と死とエロスの哲学を体現しています。稲垣さんを起用して下さった手塚眞監督と2人を美しく撮って下さったクリストファー・ドイルさんに感謝しています。新型コロナの影響で公開日は未定ですが、作品を応援する意味で毎日リクエストしています。

待望のDVD・Blu-rayが昨日再発売され、多くの人に見てもらえるようになったのは大変嬉しいです。とはいえ映画館の大きなスクリーンで見る楽しみはやはり譲れません。是非また見たいです。

稲垣吾郎さんが映画デビュー作でヤク中の役を演じたと聞いて興味津々です。見た事が無いので是非見せて下さい！

役所広司さん演じる検閲官と稲垣吾郎さん演じる喜劇作家が一つの台本を巡って丁々発止のやり取りを繰り広げます。三谷幸喜さんお得意の軽妙洒脱な笑いにくるんだテーマは「言論の自由」と「戦争」。笑って笑って泣いて笑って、見終わった時にずしんと重いものが心に残るはずです。今のこんな時代だからこそ多くの人に観て欲しい、いや是非観るべき映画だと思います。