全体的に話が暗い、そして実写という理由でか、DEAD APPLEとポイントに大きな差が開いてしまいしました。暗い話、アニメの実写版というのはどうしてもアニメ映画に比べると一線を置かれてしまって、悲しくなります。 しかし、実の人間が演じるからこそ感じられる、人間臭さというか、人間のいい意味での欠点がより感じられると思います。特にこの話は欲と理想と感情が絡まり合った、深く苦しい映画だと思います。 実写が苦手な方にも、この人間たちの感情が心に突き刺さって、揺れ動く何かがあることを願っています。

私はこの映画の小説を読むと涙が止まらなくなり、しばらく本棚の奥に封印していたのですが、この映画をスクリーンで見ることで1人の人の死にようやく立ち会える気がします。上映を楽しみに待っています。

熊本お願いします

異なる者同士、心にそれぞれの傷を負う者同士の生死観と、そのすれ違いから起きる心の底からの憎しみ合いを、ぜひ映画館という大きなスクリーンで見届けたい。