大スクリーンで最高の音響で観るに相応しい良作。 Filmarksでも☆4超えてるよ！集客力めっちゃあるよ！

このメッセージ投稿も「共感！」もポイント数に影響するらしいので2回目だけど書いてしまう。1回目は映画そのものについて述べたから、今回は俳優の演技について。 主演2人が特訓で身につけたタップダンスは、単に巧いとか魅せるという域ではない。生命力と未来への推進力に満ちた、若々しいタケシのタップ。見て格好良いのみならず、実に綺麗に音の粒が揃って全身でリズムを奏でている師匠のタップ。役の属性や人生を物語っていて瞠目する。 モノマネを超越して、該当世代から見ても「タケシにしか見えない」、とんでもない憑依でこの愛おしいタケシを"生きている"柳楽優弥は必見。 そして廃れて過去になりゆく昭和への愛惜を一身に体現するかのような深見師匠。裏寂れた悲哀、でも決して惨めではない矜持ある芸人魂、艶があって愛に溢れてて、圧巻！の一言。 幕切れの音楽と一体化した2人の一枚絵は、人と人とのこの上ない結びつきが美し過ぎて、ため息が零れる至福。 ほんっと、観ずに死ねません。

初見は大スクリーンで観たかったーー！！ 40インチのTV画面なんかには勿体ない作品です。劇場の大画面で観る情報量と、降るような音響に包まれて没頭したい！ 大泉洋と柳楽優弥はじめ全役者の名演力演、劇団ひとり監督の熱愛と思い入れ、Netflixの資金と技術。全てをふんだんに注ぎ込んで精緻に構築した浅草の街と群像は、そうでもしないと満喫できない。 1人でスマホを覗き込んでるよりも、同じところで爆笑し、思い思いのところで涙しながら群衆で共有したり一体感を持って観るべき作品です。 昭和懐古の映画と見えて、それを超えた芸人讃歌、普遍の人間愛が本当に素晴らしい。このあと味を、映画館の暗がりで存分に味わいたいんです。