何度見ても楽しめる、清々しい作品。監督自身モータースポーツファンということもあり、レースシーンの迫力や疾走感は堪らなく気持ちいい。登場人物たちの熱い想いや心の成長も描かれた、青春群像劇であり最高のエンターテインメントである。

このOVER DRIVEを見たキッカケは、ラリーに興味があったわけでも出演者の大ファンというわけでもありませんでした。でも、見終わったとき、こんなに気分の良い作品って久しぶりだと思ったのです。確執を抱えた兄弟がぶつかり合いながらも仲間と共に一つの目標に向かって駆けていく、ありふれているかもしれないけれども希望と活力に満ちた作品。そして、モータースポーツ界で縁の下の力持ち的な存在のメカニックもきちんと描かれているところも大好きで、日本の物作りの素晴らしさをも描いています。この映画をキッカケに、主演俳優さんの大ファンになりました。ぜひ見て頂きたい！！