2022年を描いた1966年の原作1973年公開の映画❗ 気候変動(温暖化)、メタバース、安楽死、食料危機 その符号に驚きます。m(_ _)m

1966年にイギリス人の小説家ハリイ・ハリスンの著した「人間がいっぱい」を原作とするこの映画（1973年公開）の設定は、公開から49年後の今年。2022年のニューヨークです。 気候変動・食糧危機・高齢者の安楽死問題（公開中のPLAN75）・感染症等。 多くの符号が見られます。 今年は「先進の視点」を温故知新の観点で味わう機会かと思います。

メッセージは、生きることを豊かにするためには、「自主」と「行動」を身に着けること。 それらを成長過程の若者に身に着けさせるために、コーチングによってその成長を「支援応援する」先進らの愛情ある企み(笑)。 それらを共感できる喜びです。

この映画の中で一番大好きな場面は、先輩（指導者役の林 遣都）がある策略を講じて「部員らに試練を与え、（自主性）という変化（成長）を育成する場面」です‼　三上先生（宮崎 美子）と二人「しめしめと、ほくそ笑む場面」がたまりません……。

携帯を持って以来、継続してサントラを仕事関係者からの着メロに設定しています。

BSで観賞。この映画、何度見てもアースウインド＆ファイアでドリスが踊るシーンと、レストランにフィリップを残し窓の外からフィリップに手を振って合図を送るシーンで涙腺をやられる。

ラストでの雨中、ジョージペパードが着ていたアクアスキュータムのショートコートを探し回った思い出が。後に愛着障害の女性が如何に多いことかと……。

女性には、ポーラとリネットの２タイプがあると教えてくれた映画。そして今どちらも有りだと思える気持ちになりました。

ベテラン俳優が控えめに参加。それにより脚本が生きる演出となった。ボクサー役を嫌々に始めるシーンはチト弱弱しすぎる演出だが……。映画化の動機に大きな愛情を感じさせてくれる。

若者に対する熱い応援歌。周囲の大人の姿勢が良い。子供たちにこういう環境を用意すれば、彼らの人生が豊かになるだろう